現在形

習慣・一般的事実・現在の状態を現在形で表すコツを学ぶ。

説明

現在形とは、習慣・事実・状態を表す動詞の形です。

現在形は「いつもすること(習慣)」「変わらない事実」「今の状態」を表します。

三人称単数(he / she / it など)の主語では動詞に -s/-es が付きます。

頻度副詞(「いつも」「よく」「たまに」など頻度を表す語:always / often / usually など)と組み合わせて回数を説明できます。

今回のゴール

  • 習慣・事実・状態を現在形の文で言い分けられる。
  • 三単現の -s/-es/-ies ルールを正しく使える。
  • do / does を使った否定・疑問を作れる。

習慣・事実・状態を現在形の文で言い分けられる

文法ルール

現在形は「習慣的な行動」「普遍的な事実」「現在の状態」を表します。「いつもすること」には現在形を、「今まさにしていること」には進行形を使い分けます。

※ 状態動詞(know, see, believe, understand, like など)は進行形にできません。「I am knowing him.」ではなく「I know him.」と現在形で表します。have も状態動詞ですが、have gotという形もあります。

例文

I start work at 9 a.m. every morning.

私は毎朝9時に仕事を始めます。

解説: 習慣を表す現在形。every morning などの頻度を表す語と一緒に使います。

The Earth goes around the Sun.

地球は太陽の周りを回ります。

解説: 普遍的な事実を表す現在形。変わらない真実を述べるときに使います。

He drinks coffee after lunch.

彼は昼食の後にコーヒーを飲みます。

解説: 習慣的な行動を表す現在形。三人称単数なので drinks と -s が付きます。

三単現の -s/-es/-ies ルールを正しく使える

文法ルール

主語が三人称単数(he / she / it など)のとき、動詞に -s/-es/-ies を付けます。通常は -s、語尾が s/x/ch/sh/o なら -es、子音 + y なら y を i に変えて -ies を付けます。I/you/we/they では動詞に -s を付けません。

語尾のパターン変化ルール
通常の動詞-s を付けるwork → works, play → plays
s/x/ch/sh/o で終わる-es を付けるwatch → watches, go → goes
子音 + yy を i に変えて -iesstudy → studies, try → tries
母音 + y-s を付けるplay → plays, enjoy → enjoys

※ 動詞の中には目的語が必要なもの(eat、watch、studyなど)と不要なもの(sleep、run、walkなど)があります。例えば「He eats.」だけだと不完全で「He eats breakfast.」のように目的語が必要です。一方「He sleeps.」は目的語なしで完結します。

例文

He works hard every day.

彼は毎日一生懸命働きます。

解説: 通常の動詞には -s を付けます(work → works)。

She watches TV in the evening.

彼女は夕方にテレビを見ます。

解説: ch で終わる動詞には -es を付けます(watch → watches)。

He studies English every morning.

彼は毎朝英語を勉強します。

解説: 子音 + y で終わる動詞は y を i に変えて -ies を付けます(study → studies)。

do / does を使った否定・疑問を作れる

文法ルール

否定文は「主語 + don't/doesn't + 動詞の原形」、疑問文は「Do/Does + 主語 + 動詞の原形?」で作ります。三人称単数では doesn't/Does を使い、動詞は必ず原形に戻します。疑問文の答えは Yes, I/you/we/they do. / Yes, he/she/it does. または No, ... don't/doesn't. の形で答えます。

例文

He doesn't eat meat.

彼は肉を食べません。

解説: 否定文は doesn't + 動詞の原形。eats ではなく eat に戻します。

Does she play the piano?

彼女はピアノを弾きますか?

解説: 疑問文は Does + 主語 + 動詞の原形。plays ではなく play に戻します。答えは Yes, she does. / No, she doesn't.

Do you like sports?

あなたはスポーツが好きですか?

解説: 複数主語・you の疑問文は Do + 主語。答えは Yes, I do. / No, I don't.

They don't live in Tokyo.

彼らは東京に住んでいません。

解説: 複数主語の否定文は don't + 動詞の原形。doesn't ではありません。

つまずきポイント集

He study English every day.

He studies English every day.

解説: 三人称単数では子音 + y を ies に変化させます(study → studies)。

She don't like math.

She doesn't like math.

解説: 三人称単数(he/she/it)の否定文には doesn't を使います。don't ではありません。

I am like coffee.

I like coffee.

解説: 一般動詞(like)を使うときは be動詞(am)は不要です。be動詞と一般動詞は一緒に使えません。

I am go to school.

I go to school.

解説: 一般動詞(go)を使うときは be動詞(am)は不要です。be動詞の後に動詞の原形は置けません。

I am knowing him.

I know him.

解説: 状態動詞(know, like, see, believe, understand など)は進行形(be + -ing)にできません。現在形で表します。

Does he runs every day?

Does he run every day?

解説: 疑問文では Does の後は必ず動詞の原形にします。runs ではなく run です。

まとめ

  • 現在形は習慣・事実・状態を表し、進行形(今まさにしていること)とは区別する。
  • 三人称単数(he/she/it)では動詞に -s/-es/-ies を付け、I/you/we/they では付けない。
  • 否定文は don't/doesn't + 原形、疑問文は Do/Does + 主語で作る。

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