目的・名詞化・形容詞的用法など、to不定詞の幅広い使い道を整理する。
不定詞とは、名詞・形容詞・副詞の働きをする「to + 動詞の原形」です。
名詞的用法(I want to go.「〜すること」)、形容詞的用法(something to eat「〜するための」)、副詞的用法(I came to see you.「〜するために」)の3つの使い方があります。
want to / need to / decide to / try to / plan to などの動詞とよく一緒に使われ、後ろには必ず動詞の原形を置きます。
「〜すること」という意味では動名詞(V-ing)とも似ていますが、不定詞は未来志向、動名詞は事実・経験を表す傾向があります。
文法ルール
不定詞は「to + 動詞の原形」の形で作ります。toの後ろには必ず動詞の原形を置き、三人称単数形やing形にはしません。否定形は「not to + 動詞の原形」の語順になります。
例文
I want to go home.
私は家に帰りたいです。
解説: to の後は動詞の原形(go)。want の後には必ず to が必要です。
She needs to study English.
彼女は英語を勉強する必要があります。
解説: to の後は動詞の原形(study)。主語が三人称でも studies にはしません。
He decided not to go to the party.
彼はパーティーに行かないことに決めました。
解説: 否定形は「not to + 動詞の原形」の語順。「to not」ではありません。
文法ルール
不定詞には3つの用法があります。名詞的用法は「〜すること」という意味で主語・目的語・補語になります。形容詞的用法は名詞を後ろから説明し「〜するための」という意味です。副詞的用法は目的「〜するために」や原因を表します。
例文
It is fun to learn new things.
新しいことを学ぶのは楽しいです。
解説: 名詞的用法。形式主語Itを使った形で、実際の主語は to learn new things です。「〜することは」の意味。
I need something to drink.
私は何か飲むものが必要です。
解説: 形容詞的用法で、something を後ろから説明しています。「飲むための何か」。
She went to the library to study.
彼女は勉強するために図書館に行きました。
解説: 副詞的用法で、目的を表しています。「〜するために」という意味。
文法ルール
多くの動詞が不定詞を取ります。これらの動詞の後ろには必ず「to + 動詞の原形」を置き、動名詞(V-ing)は使いません。よく使うパターンを覚えて、自然に使えるようにしましょう。
主な不定詞を取る動詞
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| want to | 〜したい |
| need to | 〜する必要がある |
| plan to | 〜する予定だ |
| hope to | 〜することを願う |
| decide to | 〜することに決める |
| try to | 〜しようとする |
例文
I want to buy a new phone.
私は新しいスマホを買いたいです。
解説: want to のパターン。「〜したい」という願望を表します。want の後は必ず to 不定詞。
I plan to go to the gym this weekend.
私は今週末ジムに行く予定です。
解説: plan to のパターン。「〜する予定」という計画を表します。
I hope to see you again soon.
またすぐにお会いできることを願っています。
解説: hope to のパターン。「〜することを願う」という希望を表します。
I want go home.
I want to go home.
解説: want の後は to + 動詞の原形。to を忘れないように。
I need to goes there.
I need to go there.
解説: to の後は必ず動詞の原形。goes (三人称単数形) ではありません。
She decided to not go.
She decided not to go.
解説: 否定形は not to の語順が一般的です。
I have something for tell you.
I have something to tell you.
解説: 名詞を説明するときは to + 動詞の原形を使います。