従属接続詞(because / if / when / although)

理由・条件・時間・逆接などを表す従属接続詞の使い方を学ぶ。

説明

従属接続詞とは、文と文をつなぐ接続詞です。

because(理由)、if(条件)、when(時間)、although(〜だけれども)などがあり、2つの文をつなげて関係を示します。

because / if / when / although の後ろには「主語+動詞」が続き、単独では文にならないため必ず主文と組み合わせます。

because / if / when / although が文頭に来る場合はカンマで区切り、主文が先の場合は基本的にカンマ不要です。

今回のゴール

  • 理由・条件・時間・逆接を表す従属接続詞を使い分けられる。
  • 従属接続詞が文頭に来る場合のカンマのルールを意識できる。
  • 従属接続詞を使う文での時制(when 節は現在形など)を自然に選べる。

理由・条件・時間・逆接を表す従属接続詞を使い分けられる

文法ルール

従属接続詞には4つの主な種類があります。理由(because/since/as)、条件(if/unless)、時間(when/while/before/after/until)、逆接(although/though)です。それぞれの意味を理解し、文脈に応じて適切な接続詞を選びましょう。

例文

I stayed home because it was raining.

雨が降っていたので家にいました。

解説: because は理由を表す最も一般的な接続詞です。理由を説明する従属節をつなぎます。

If you study hard, you will pass the test.

一生懸命勉強すれば、テストに合格します。

解説: if は条件を表します。「もし〜ならば」という仮定の状況をつなぎます。

Although it was cold, we went out.

寒かったけれど、私たちは外出しました。

解説: although は逆接を表します。「〜だけれども」という対照的な内容をつなぎます。

従属接続詞が文頭に来る場合のカンマのルールを意識できる

文法ルール

because / if / when / although が文頭に来る場合は、その後の部分と主文の間にカンマを入れます。逆に、主文が先の場合は、基本的にカンマは不要です。この語順ルールを守ることで、文の構造が明確になります。

例文

Since we have time, let's have coffee.

時間があるのでコーヒーを飲みましょう。

解説: Since we have time が文頭なので、カンマで区切っています。

When I arrived, the meeting had already started.

到着したときには、会議はすでに始まっていました。

解説: when が文頭なので、主文との間にカンマを入れます。

We waited while it was raining.

雨が降っているあいだ、私たちは待っていました。

解説: 主文が先なので、カンマは不要です。while で同時進行を表しています。

従属接続詞を使う文での時制(when 節は現在形など)を自然に選べる

文法ルール

when / if などの後ろでは、未来のことでも現在形を使うのが基本です(when I arrive、if you come)。また、although と but は同時に使いません。このような時制と禁止事項のルールを理解しましょう。

例文

I'll call you when I arrive.

到着したら電話します。

解説: 未来のことですが、when の後ろでは現在形(arrive)を使います。will arrive とは言いません。

Unless you hurry, you'll miss the bus.

急がないと、バスに乗り遅れます。

解説: unless は「もし〜でなければ」の意味で、if not と同じです。if と同じく、後ろは現在形を使います。

Stay here until I come back.

私が戻るまで、ここにいてください。

解説: 未来のことですが、until の後ろでは現在形(come)を使います。命令文と組み合わせています。

つまずきポイント集

Because the rain was heavy.

We stayed home because the rain was heavy.

解説: 文として完全にするため主節を足します。

Although he was tired, but he kept working.

Although he was tired, he kept working.

解説: although と but を併用しません。

I'll call you when I will arrive.

I'll call you when I arrive.

解説: 時間・条件を表す従属節では、未来のことでも現在形を使います。will arrive ではなく arrive です。

If you will study hard you will pass.

If you study hard, you will pass.

解説: if 節では現在形を使います。また、従属節が文頭なので、カンマが必要です。

I stayed home, because it was raining.

I stayed home because it was raining.

解説: 主節が先で従属節が後ろの場合は、基本的にカンマは不要です。

Because I was tired so I went to bed.

Because I was tired, I went to bed. / I was tired, so I went to bed.

解説: because(従属接続詞)と so(等位接続詞)は併用しません。どちらか一方を使います。

まとめ

  • because / if / when / although など従属接続詞を意味ごとに整理して覚える。
  • 文頭に来たらカンマ、主文が先なら基本カンマなしという語順ルールを徹底する。
  • when / if の後ろは現在形、although + but は併用しないなどの注意点をセットで定着させる。

次のステップ

次の文法へ