指示語を使って距離と単複を区別し、物・人・時間・出来事を指し示す。
指示語(this/that/these/those)とは、距離と数でものを指し示す語です。
近いものは this/these、遠いものは that/those を使います。
物・人だけでなく、時間・出来事にも使えます。(this morning / that idea)
文法ルール
指示代名詞は距離と単複で使い分けます。this/that は単数、these/those は複数です。this/these は近いもの、that/those は遠いものを指します。
| 距離 | 数 | 指示語 |
|---|---|---|
| 近く | 単数 | this(これ・この) |
| 近く | 複数 | these(これら・これらの) |
| 遠く | 単数 | that(あれ・あの) |
| 遠く | 複数 | those(あれら・あれらの) |
※「近い・遠い」は物理的な距離だけでなく、心理的な距離や既に話題に出ているかどうかも影響します。話し手の視界にあるものや今話している内容には this/these を使うことが多いです。
例文
This pen is mine.
このペンは私のものです。
解説: this + 単数名詞で「近い×1つ」のものを指します。
Is that your car over there?
あそこにあるのはあなたの車ですか?
解説: that + 単数名詞で「遠い×1つ」のものを指します。
Those cookies look delicious.
あのクッキーはおいしそうです。
解説: those + 複数名詞で「遠い×複数」のものを指します。
文法ルール
指示代名詞は名詞の前に置いて指し示したり、単独で代名詞として使えます(This is my bag.)。複数名詞は -s などの複数形にし忘れないよう注意しましょう。
例文
This is my favorite song.
これは私のお気に入りの曲です。
解説: This を単独で代名詞として使っています。This is ... / Those are ... のように使えます。
These are my teammates.
こちらはチームメイトです。
解説: These を代名詞として使い、複数の人を紹介しています。
That book is interesting.
あの本は面白いです。
解説: That を名詞(book)の前に置いて、遠い場所の本を指しています。
Are those your shoes? — Yes, they are.
あれはあなたの靴ですか? — はい、そうです。
解説: 疑問文で those を使い、応答では they で受けています。指示代名詞を使った疑問文と応答の例です。
文法ルール
this/these は here(ここ)、that/those は there(あそこ)と組み合わせて使うことがよくあります。時間表現でも this morning(今朝)/ that day(あの日)のように使えます。
例文
This seat right here is empty.
この席は空いています。
解説: this と right here を組み合わせて、近くにあることを強調しています。
Those people over there are waiting.
あそこにいるあの人たちは待っています。
解説: those と over there(あちらに)を組み合わせています。
I was busy this morning.
私は今朝忙しかったです。
解説: this を時間表現(morning)と組み合わせて「今朝」を表しています。
those is
those are
解説: 複数には are を使います。
these book
these books
解説: 複数名詞にします。
that are my friends
those are my friends
解説: 複数主語には those を使います。