強い義務や禁止を表す must の使い方を理解する。
mustとは、「〜しなければならない」を表す助動詞です。
強い義務(You must follow the rules.)、確信(He must be tired.)、禁止(You mustn't smoke here.)を表します。have to より強い表現です。
must の後ろには必ず動詞の原形を置きます。主語が何であっても must の形は変わりません。(例: I must / He must / They must)
mustn't(must not)は「〜してはいけない」という禁止で、don't have to(〜する必要はない)とは意味が全く異なります。
文法ルール
must は「〜しなければならない」という強い義務を表す助動詞です。must の後ろには必ず動詞の原形を置きます。主語が何であっても must の形は変わりません。have to より話し手の強い意志や確信を表します。
例文
You must finish your homework.
宿題を終わらせなければなりません。
must を使って強い義務を表します。
Students must wear uniforms.
生徒は制服を着なければなりません。
ルールや規則を表すときにも must を使います。
He must be tired.
彼は疲れているに違いない。
must は強い推測も表すことができます。
文法ルール
must の否定形 mustn't(must not)は「〜してはいけない」という禁止を表します。「〜する必要はない」は don't have to で、mustn't とは意味が全く異なるので注意が必要です。
例文
You must not smoke here.
ここで喫煙してはいけません。
mustn't で禁止を表します。
You mustn't tell anyone.
誰にも言ってはいけません。
強い禁止の命令を表します。
You don't have to worry.
心配する必要はありません。
「必要ない」は don't have to。mustn't は「禁止」です。
文法ルール
疑問文は Must + 主語 + 動詞の原形? の形で作ります。「〜しなければなりませんか?」と義務があるか尋ねます。返答は Yes, you must.(しなければなりません)または No, you don't have to.(する必要はありません)となります。
例文
Must I go now?
今行かなければなりませんか?
義務があるか尋ねています。
Must we finish this today?
今日これを終わらせなければなりませんか?
期限について確認しています。
Yes, you must. / No, you don't have to.
はい、しなければなりません。/ いいえ、する必要はありません。
否定の返答には don't have to を使います。
You must to go.
You must go.
解説: must の後に to は不要です。must + 動詞の原形の形で使います。to go ではなく go です。
She musts study.
She must study.
解説: must は主語によって形が変わりません。三人称単数でも musts ではなく must です。
You don't must go.
You must not go. / You mustn't go.
解説: must の否定は must not(mustn't)です。don't must という形は使いません。
You mustn't worry.
You don't have to worry.
解説: 「〜する必要はない」は don't have to です。mustn't は「禁止」の意味になるので使えません。
He must goes now.
He must go now.
解説: must の後は必ず動詞の原形を使います。goes ではなく go です。三人称単数でも -s を付けません。
Do you must leave?
Must you leave?
解説: must の疑問文には do を使いません。must を文頭に出すだけです。