〜かもしれない(may / might)

可能性や許可を表す may と might の使い分けを学ぶ。

説明

may / mightとは、「〜かもしれない」を表す助動詞です。

可能性(It may rain.)と許可(May I use this?)を表します。might は may よりも可能性が低いか、より丁寧な表現です。

may / might の後ろには必ず動詞の原形を置きます。主語が何であっても形は変わりません。(例: I may / He may / They might)

否定形は may not / might not(mightn't)で「〜ではないかもしれない」を表します。丁寧に許可を断る ときは You may not... のように言え、より強い禁止を示す場合は cannot や must not を使います。

今回のゴール

  • may / might + 動詞の原形 で可能性を表せる。
  • May I ...? で丁寧に許可を求められる。
  • may と might の使い分けを理解する。

may / might + 動詞の原形 で可能性を表せる

文法ルール

may / might は「〜かもしれない」という可能性を表す助動詞です。may / might の後ろには必ず動詞の原形を置きます。主語が何であっても形は変わりません。might は may より可能性が低いニュアンスを持つことが多いです。

例文

It may rain tomorrow.

明日雨が降るかもしれません。

解説: may を使って可能性を表します。

He might be late.

彼は遅れるかもしれません。

解説: might は may より可能性が低いことを示唆します。

She may not come.

彼女は来ないかもしれません。

解説: may not で否定的な可能性を表します。

May I ...? で丁寧に許可を求められる

文法ルール

May I + 動詞の原形? の形で「〜してもよろしいですか?」と丁寧に許可を求めます。Can I ...? より丁寧な表現です。基本的には may を使い、Might I ...? はとても丁寧で改まった言い方として限定的に使われます。返答は Yes, you may. / No, you may not. となります。

例文

May I ask a question?

質問してもよろしいですか?

解説: May I で丁寧に許可を求めています。

May I use your phone?

電話を使ってもよろしいですか?

解説: Can I より丁寧な許可の求め方です。

May I help you?

お手伝いしましょうか?

解説: 店員がよく使うフレーズです。

may と might の使い分けを理解する

文法ルール

may と might はどちらも可能性を表しますが、might の方がやや可能性が低いニュアンスを持ちます。許可を求める表現では may が一般的で、Might I ...? は非常に丁寧・形式的な場面でのみ使われます。否定形は may not(mayn't とは言わない)、might not(mightn't も可)です。

例文

It may rain. / It might rain.

雨が降るかもしれません。

解説: may の方が might よりやや可能性が高いニュアンス。

May I come in?

入ってもよろしいですか?

解説: 許可を求めるときの標準的な言い方。さらに丁寧に言うなら Might I come in? とすることもあります。

He may not know. / He might not know.

彼は知らないかもしれません。

解説: 否定形はどちらも使えます。

つまずきポイント集

It may to rain.

It may rain.

解説: may の後に to は不要です。may + 動詞の原形の形で使います。to rain ではなく rain です。

She mays come.

She may come.

解説: may は主語によって形が変わりません。三人称単数でも mays ではなく may です。

Might I helps you?

May I help you? / Might I help you?

解説: may/might の後は必ず動詞の原形を使います。helps ではなく help です。

He mayn't come.

He may not come. / He might not come.

解説: may の否定は may not です。mayn't という短縮形は使いません。

She might goes there.

She might go there.

解説: might の後は必ず動詞の原形を使います。goes ではなく go です。三人称単数でも -s を付けません。

Do you may leave?

May you leave?

解説: may の疑問文には do を使いません。may を文頭に出すだけです。

まとめ

  • may / might + 動詞の原形 で「〜かもしれない」を表す。
  • May I ...? で丁寧に許可を求める(Might I ...? は非常に丁寧な表現)。
  • might は may より可能性が低いニュアンスを持つことが多い。

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