できる/できない(can / can't)

能力や可能性を表す can と、その否定形 can't の使い方を学ぶ。

説明

canとは、「〜できる」を表す助動詞です。

能力(I can swim.)と可能性(It can happen.)の2つの意味があり、can't(cannot)で否定形を作ります。

can の後ろには必ず動詞の原形を置きます。主語が何であっても can の形は変わりません。(例: I can / He can / They can)

疑問文は Can you...? の形で作り、許可を求めるときにも使えます。(Can I use this?)

今回のゴール

  • can + 動詞の原形 で能力を表せる。
  • can't で「できない」と否定できる。
  • Can you ...? で相手の能力を尋ねられる。

can + 動詞の原形 で能力を表せる

文法ルール

can は「〜できる」という能力を表す助動詞です。can の後ろには必ず動詞の原形を置きます。to は不要です。主語が何であっても can の形は変わりません(I can / He can / They can)。

例文

I can swim.

私は泳げます。

解説: can の後は動詞の原形 swim。能力を表します。

She can speak three languages.

彼女は3つの言語を話せます。

解説: 主語が三人称単数でも can の形は変わりません。

You can buy it online.

オンラインで買えます。

解説: can は可能性も表すことができます。

can't で「できない」と否定できる

文法ルール

can の否定形は can't(または cannot)です。「〜できない」という意味になります。can't の後も動詞の原形を置きます。

例文

I can't drive.

私は運転できません。

解説: can't で「できない」を表します。

He can't come to the party.

彼はパーティーに来られません。

解説: can't の後も動詞の原形 come を使います。

We cannot accept this offer.

この申し出を受け入れることはできません。

解説: cannot は丁寧な場面や書き言葉で使われます。

Can you ...? で相手の能力を尋ねられる

文法ルール

疑問文は Can + 主語 + 動詞の原形? の形で作ります。「〜できますか?」と能力を尋ねたり、「〜してくれますか?」と依頼したりできます。返答は Yes, I can. / No, I can't. となります。

例文

Can you speak English?

英語を話せますか?

解説: 相手の能力を尋ねています。

Can you help me?

手伝ってくれますか?

解説: 依頼の表現。カジュアルな場面で使います。

Can I use your pen?

ペンを使ってもいいですか?

解説: Can I ...? で許可を求めることもできます。

つまずきポイント集

I can to swim.

I can swim.

解説: can の後に to は不要です。can + 動詞の原形の形で使います。to swim ではなく swim です。

He cans play guitar.

He can play guitar.

解説: can は主語によって形が変わりません。三人称単数でも cans ではなく can です。

I can't to go.

I can't go.

解説: can't の後も to は不要です。can't + 動詞の原形の形で使います。

Can you helps me?

Can you help me?

解説: can の後は必ず動詞の原形を使います。helps ではなく help です。

She can plays piano.

She can play piano.

解説: can の後は必ず動詞の原形を使います。plays ではなく play です。三人称単数でも -s を付けません。

Do you can swim?

Can you swim?

解説: can の疑問文には do を使いません。can を文頭に出すだけです。

まとめ

  • can + 動詞の原形 で「〜できる」を表す。
  • can't で「〜できない」、Can ...? で「〜できますか?」。
  • can は主語によって形が変わらず、後ろは必ず原形。

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