文の種類(肯定・否定・疑問)

肯定文・否定文・疑問文の作り方と使い分けを学ぶ。

説明

文の種類とは、文の役割による分類です。

「肯定文」「否定文」「疑問文」「命令文」の4種類に分類され、それぞれ異なる語順や形を持ちます。

肯定文は S + V の基本語順、否定文は do/does/did + not を使用、疑問文は Do/Does/Did を文頭に、命令文は動詞の原形から始めます。

一般動詞と be動詞で作り方が異なる点に注意が必要です。be動詞は do/does/did を使わず、語順の入れ替えや not の追加で否定・疑問を作ります。

今回のゴール

  • 4つの文型(肯定・否定・疑問・命令)を識別し、使い分けられる。
  • 一般動詞の do/does/did と be動詞の語順変化を正しく使える。
  • Yes/No の返答や Please/Don't を使った命令文を作れる。

4つの文型(肯定・否定・疑問・命令)を識別し、使い分けられる

文法ルール

英文には役割に応じて4つの種類があります。肯定文は「S + V」の基本語順、否定文は一般動詞に「do/does/did + not」を追加、疑問文は「Do/Does/Did」を文頭に配置、命令文は動詞の原形から始めます。それぞれの特徴を理解して使い分けましょう。

例文

You study English every day.

あなたは毎日英語を勉強します。

解説: 肯定文の例。S + V の基本語順で、事実や状態を述べます。

You do not study English on Sundays.

あなたは日曜日には英語を勉強しません。

解説: 否定文の例。do not (don't) + 原形で否定を表します。

Do you study English at night?

夜に英語を勉強しますか?

解説: 疑問文の例。Doを文頭に置いて質問を作ります。

一般動詞の do/does/did と be動詞の語順変化を正しく使える

文法ルール

一般動詞は否定文・疑問文で「do/does/did」を使い、動詞を原形に戻します。一方、be動詞は「do/does/did」を使わず、語順の入れ替えと「not」の追加だけで否定・疑問を作ります。この違いを正確に理解することが重要です。

例文

She doesn't play tennis on Sundays.

彼女は日曜日にテニスをしません。

解説: 一般動詞の否定。三人称単数は doesn't + 原形 play です。

He isn't at home.

彼は家にいません。

解説: be動詞の否定。is + not (isn't) で否定を表し、doは使いません。

Is she your teacher? — Yes, she is. / No, she isn't.

彼女はあなたの先生ですか? — はい/いいえ。

解説: be動詞の疑問文。主語と入れ替えるだけで、Doは使いません。

Yes/No の返答や Please/Don't を使った命令文を作れる

文法ルール

命令文は動詞の原形から始め、主語を省略します。丁寧にする場合は「Please」を追加し、否定命令は「Don't + 動詞の原形」を使います。疑問文への返答は、主語と助動詞(またはbe動詞)を使った短い形で答えます。

例文

Please study English tonight.

今夜英語を勉強してください。

解説: Please + 動詞の原形で丁寧な依頼を表します。

Don't be late.

遅れないでください。

解説: Don't + 動詞の原形で否定命令を作ります。be動詞も同様です。

Did they go to the concert? — Yes, they did.

彼らはコンサートに行きましたか? — はい、行きました。

解説: Yes/No疑問文への返答。主語 + did の短い形で答えます。

つまずきポイント集

Does he likes?

Does he like?

→ 助動詞の後は動詞の原形です。

Didn't saw

didn't see

→ 助動詞の後は動詞の原形です。

Do you are busy?

Are you busy?

→ be動詞は特別扱いです。

まとめ

  • 肯定・否定・疑問・命令の 4 パターンを語順ごとに言い換えられることを理解した。
  • 一般動詞は do/does/did を使い、be 動詞は語順だけ入れ替える特別ルールを理解した。
  • 命令文の Please / Don't / Let's など会話で使う表現もセットで押さえることを理解した。

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