SVOC文型(call / make など)

「AをBと呼ぶ/する」の文型で、目的語と補語の関係を理解する。

説明

SVOC文型 = O=C の関係を持つ文型

目的語(O)と補語(C)を持ち、「O = C」の関係を表す文型です。「AをBと呼ぶ/する」という意味になります。call / make / keep / name などの動詞がこの文型を取ります。

今回のゴール

  • SVOC文型(S + V + O + C)で「AをBにする/と呼ぶ」を表現できる。
  • O = C の関係を確認して、call / make / keep などの動詞を正しく使える。
  • 補語に名詞・形容詞・分詞を置き分けられる。

SVOC文型(S + V + O + C)で「AをBにする/と呼ぶ」を表現できる

文法ルール

SVOC文型は「S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ C(補語)」の形で、「AをBにする」「AをBと呼ぶ」という意味を表します。目的語(O)と補語(C)の間には「O = C」の関係があるのが特徴です。

例文

We call him Tom.

私たちは彼をトムと呼びます。

解説: call を使った「AをBと呼ぶ」の基本形。him = Tom の関係があります。

The news made me happy.

そのニュースは私を幸せにしました。

解説: make を使った「AをBにする」の形。me = happy(私 = 幸せな状態)の関係です。

They named their baby Emma.

彼らは赤ちゃんをエマと名付けました。

解説: name を使った「AをBと名付ける」の形。their baby = Emma の関係があります。

O = C の関係を確認して、call / make / keep などの動詞を正しく使える

文法ルール

SVOC文型では、目的語(O)と補語(C)がイコール(=)関係になります。よく使う動詞には、call(呼ぶ)、make(〜にする)、keep(保つ)、think(思う)、find(わかる)などがあります。この関係を意識しながら使い分けましょう。

例文

We call him Mike.

私たちは彼をマイクと呼びます。

解説: call(呼ぶ)を使用。him = Mike の関係で、be動詞(is)は不要です。

The movie made me sad.

その映画は私を悲しくしました。

解説: make(〜にする)を使用。me = sad の関係で、感情の変化を表します。

Keep your room clean.

部屋をきれいに保ちなさい。

解説: keep(〜の状態に保つ)を使用。your room = clean の関係で、状態の維持を表します。

補語に名詞・形容詞・分詞を置き分けられる

文法ルール

SVOC文型の補語(C)には、名詞・形容詞・分詞の3種類を置くことができます。名詞は呼び名や名前、形容詞は性質や状態、分詞は「〜している/された状態」を表します。それぞれの使い分けを理解しましょう。

例文

They call me Ken.

彼らは私をケンと呼びます。

解説: 補語が名詞(Ken)の例。me = Ken の関係で、名前や呼び名を表します。

I found the book interesting.

私はその本が面白いとわかりました。

解説: 補語が形容詞(interesting)の例。the book = interesting の関係で、性質や状態を表します。

Keep the door closed.

ドアを閉めたままにしておいて。

解説: 補語が過去分詞(closed)の例。the door = closed の関係で、「閉められた状態」を表します。

つまずきポイント集

We call him is Tom.

We call him Tom.

解説: be動詞は不要

The news made me to happy.

The news made me happy.

解説: to は不要(形容詞を直接置く)

Keep your room is clean.

Keep your room clean.

解説: be動詞は不要

I found the book was interesting.

I found the book interesting.

解説: この文型では was は使わない

まとめ

  • SVOC文型: S + V + O + C - 目的語(O)と補語(C)の間に O = C の関係がある
  • よく使う動詞: call / make / keep / leave / name / paint / find / consider
  • 補語(C)になれるもの: 名詞・形容詞・分詞
  • be動詞は不要 - We call him Tom. (is は入れない)

次のステップ