動詞の応用

知覚動詞

要点

see / hear + O + 動詞

文法の意味

知覚動詞の後ろに人と動作を続けると、誰を見聞きしたかだけでなく、その人が何をしたかまで一文で伝えられる

原形なら動作全体を一つの出来事として、-ing形なら進行中の場面として捉えます。

使い方・使い分け

原形と-ingで、見聞きした場面の切り取り方を変える

必ず最初から最後まで見たかではなく、動作をまとまりとして捉えるか、途中の場面として捉えるかの違いです。

原形:動作全体
I saw him cross the street.「彼が通りを渡るのを見ました」
-ing:進行中
I saw him crossing the street.「彼が通りを渡っているところを見ました」

何を通して知覚したか、意識して注意を向けたかで動詞を選ぶ

後ろの仕組みは共通でも、知覚動詞自体の意味は異なります。

see / hear
見えた・聞こえたという知覚を表す
watch / listen to
意識して見守る・耳を傾ける。listenは目的語の前にtoが必要
feel / notice
体で感じる・見聞きして気づく — I felt the ground shake.

使役動詞と語順が似ていても、相手への働きかけは表さない

目的語の後ろに動詞を置く点は共通ですが、知覚動詞は見聞きした事実を述べます。

知覚
I saw him clean the room.「彼が部屋を掃除するのを見た」
使役
I made him clean the room.「彼に部屋を掃除させた」

文法の形

能動態では目的語の後ろに原形または-ing形を置きます。原形の文を受け身にするとtoが戻ります。

見聞きした人・ものの動作を続ける

動作全体
知覚動詞 + 目的語 + 動詞の原形

I heard my mother call my name.

進行中の動作
知覚動詞 + 目的語 + 動詞-ing

I heard my friend singing.

見られた・聞かれた側を主語にする

原形を使った文の受け身
主語 + be + 知覚動詞の過去分詞 + to + 動詞の原形

Tom was seen to leave the room.

-ingを使った文の受け身
主語 + be + 知覚動詞の過去分詞 + 動詞-ing

Tom was seen leaving the room.

文法のルール

  1. 能動態の知覚動詞 + 目的語の後ろは、to不定詞ではなく原形または-ing形にする。

    よくある間違い

    I saw him to cross the street.

    基本の形

    I saw him cross the street.

    知覚動詞(see / hear / feel など)+ 目的語 の後ろには、原形または -ing を置きます。原形を使う場合は to を付けません。例: heard him sang → heard him sing。

  2. 原形を使った知覚動詞の文を受け身にすると、動詞の前にtoが必要になる。

    よくある間違い

    She was seen leave the room.

    基本の形

    She was seen to leave the room.

    受動態では to が必要です。能動態は原形ですが、受動態は to + 原形になります。

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She heard him ___ the piano. 演奏を最後まで聞いた場合です。