語順と5文型

語順に注目して5文型の基本を身につける。

説明

5文型とは、英文の語順の基本パターンです。

英文の基本パターンは SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC の5つです。

文型は 動詞が何を後ろに取るか で決まり、目的語(O)や補語(C)が必要かどうかで分類します。

主語(S)と動詞(V)を中心に考え、必要な要素を追加するイメージで理解しましょう。

今回のゴール

  • 5文型(SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC)を識別できる。
  • S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)の役割を理解できる。
  • 簡単な文を見て、どの文型か判断できる。

5文型(SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC)を識別できる

文法ルール

英文は主語(S)と動詞(V)を中心に、目的語(O)や補語(C)の有無で5つのパターンに分類されます。SV(主語+動詞)、SVC(主語+連結動詞+補語)、SVO(主語+他動詞+目的語)、SVOO(主語+動詞+目的語2つ)、SVOC(主語+動詞+目的語+補語)の5文型があります。

Birds sing.

鳥は鳴く。

解説: SV文型の例。主語(Birds)と動詞(sing)だけで成り立つ基本の文です。

She is a teacher.

彼女は先生です。

解説: SVC文型の例。be動詞でS=Cの関係を表します。She = a teacherの関係です。

I like coffee.

私はコーヒーが好きです。

解説: SVO文型の例。他動詞(like)の後に目的語(coffee)が1つ来る最も一般的な文型です。

S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)の役割を理解できる

文法ルール

S(主語)は文の主人公で「誰が・何が」を表し、V(動詞)は「する・である」を表します。O(目的語)は動作の対象で「何を」を表し、C(補語)は主語や目的語の状態・性質を説明します。これらの要素を正しく配置することで正確な英文を作れます。

He gave me a book.

彼は私に本をくれた。

解説: SVOO文型の例。S=He、V=gave、O1=me(人)、O2=a book(物)。「人にモノを与える」パターンです。

We found the class interesting.

私たちはその授業を面白いと感じた。

解説: SVOC文型の例。S=We、V=found、O=the class、C=interesting。O=Cの関係(授業=面白い)があります。

The flowers smell sweet.

その花は甘い香りがします。

解説: SVC文型の例。S=The flowers、V=smell(連結動詞)、C=sweet。S=Cの関係(花=甘い)を表します。

簡単な文を見て、どの文型か判断できる

文法ルール

文型を判断するには、まずSとVを特定し、次にVの後に何が必要かを確認します。自動詞ならSV、連結動詞(be/become/seem等)ならSVC、他動詞で目的語1つならSVO、目的語2つならSVOO、目的語と補語(O=C)ならSVOCと判断できます。

My sister became a doctor.

私の姉は医者になりました。

解説: SVC文型。became(連結動詞)の後にC(a doctor)が来て、S=Cの関係(姉=医者)を表します。

They sent me an email.

彼らは私にメールを送りました。

解説: SVOO文型。sent(授与動詞)の後に2つの目的語(me=人、an email=物)が続きます。

We call him Mike.

私たちは彼をマイクと呼びます。

解説: SVOC文型。callの後に目的語(him)と補語(Mike)があり、him = Mikeの関係があります。

まとめ

  • SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC の5文型を理解し、それぞれの特徴を識別できる
  • S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)の役割を理解し、文の要素を正しく配置できる
  • 動詞の性質(自動詞・連結動詞・他動詞)を確認して文型を正しく判断できる

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