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比較・対比・代用表現

別の・ほかの表し方

another / other / the other

説明

another / other / the other / others は、「別の・他の」を指す範囲に応じて使い分けます。

「もう1杯ください」「他の人たちは賛成だ」「片方は赤、もう一方は青」のように、すでに話に出たもの以外を指すときに使います。

数え方に加えて、どの人・ものか特定できるか、名詞を後ろに置くかを確認します。other books と others の違いは、名詞 books を続けるかどうかです。

another cup は「もう1杯・別の1杯」、another two cups は「さらに2杯」です。まず1つを指す基本の形から覚えます。

another / other / the other / others の意味
指すもの
another
指すもの
もう1つ・別の1つ。another + 数 + 複数名詞の形もある
other + 名詞
指すもの
他の人・もの。other books / other information など
others
指すもの
他の人・ものを複数で指す。名詞を後ろに置かない
the other
指すもの
単独なら特定の残り1つ。the other books のように複数名詞も続けられる
the others
指すもの
特定の残り全部を複数で指す。名詞を後ろに置かない

今回のゴール

  • another で「もう1つの/別の」が言えるようになる
  • other / others で「他の〜」が言えるようになる
  • one ... the other / the others で特定の「もう一方・残り全部」が言えるようになる
  • another / other / the other / others の使い分けを覚える

another の使い方

ゴール

another で「もう1つの/別の」が言えるようになる

another は「もう1つの・別の1つの」を表します。 名詞をすぐ後ろに続ける基本の形は another + 単数の可算名詞です。指すものが分かれば、名詞を省いて another だけでも使えます。

another は an + other が1語になった形です。an が含まれていると考えると、 another cup のように単数の可算名詞を直接続ける基本の形を覚えやすくなります。 another cup の another は後ろの名詞 cup を説明します。 名詞を省いて単独で使う another は、名詞の代わりになる代名詞の働きをします。

another の形
名詞を続ける
another + 単数の可算名詞
単独で使う
another:もう1つ・別の1つ

例文

another + 単数名詞

Can I have another cup of coffee?

もう1杯コーヒーをもらえますか?
解説
不特定の「もう1杯」なので another を使い、後ろは単数の cup です。
another(代名詞)

This cake is good. I'll buy another.

このケーキはおいしいです。もう1つ買います。
解説
another は単独で「もう1つ」という意味の代名詞にもなります。
another + 単数名詞

Let's meet on another day.

別の日に会いましょう。
解説
今話している日とは別の日を提案しています。another day だけでは「どの日でも都合がよい」とまでは言っていません。
another two cups は「さらにカップ2つ」
another + 数 + 複数名詞の形も使えます。We need another two cups. は「さらにカップが2つ必要です」という意味です。 another があるから必ず名詞が単数になる、とは覚えないようにします。
another cup と other cups
Can I have another cup? は「もう1つカップをもらえますか」と、1つを 求める形です。Can I have other cups? は「別のカップを何個かもらえますか」と、複数の cups に other を付けています。another cups とはしません。

Can I have another cups?

Can I have another cup?

「もう1つのカップ」なら another の直後は単数の cup です。another cups とはしません。ただし another two cups のように数を挟むと「さらに2つ」を表せます。

理解度チェック

「このケーキはおいしいです。同じ種類をもう1つ追加で買います」の英語はどうなりますか。

other と others

ゴール

other / others で「他の〜」が言えるようになる

other + 複数名詞 は「他の人・もの」を表します。 名詞を置かずに複数で指す形が others です。 other は other information のように不可算名詞にも使えますが、 others は不可算名詞の代わりには使いません。

other people の other は後ろの名詞を説明する働き、others は名詞の代わりになる代名詞です。 たとえば Be kind to other people. と Be kind to others. は、 どちらも「他の人に親切にしましょう」という意味になります。 some ..., others ... は「〜する人もいれば、別の人たちは〜する」と対比するときの基本形です。

other と others の形
名詞を続ける
other + 複数名詞・不可算名詞
単独で複数を指す
others:他の人・もの

例文

other + 複数名詞

Some people like dogs; other people like cats.

犬が好きな人もいれば、猫が好きな人もいます。
解説
other の後ろに people を置いて「他の人々」を表しています。
others(代名詞)

Some people like dogs; others like cats.

犬が好きな人もいれば、猫が好きな人もいます。
解説
前の例文の other people を others に置き換えています。 others は残りの全員が猫好きだとまでは述べていません。
other + 不可算名詞

Do you need any other information?

ほかに必要な情報はありますか?
解説
information は不可算名詞です。other information と言い、 others information とはしません。
other + 単数名詞になる形もある
my other bag / the other bag / any other bag のように、 my / the / any などと一緒なら other の後ろに単数名詞も置けます。 「other の後ろは必ず複数」とは限りません。

I have others books at home.

I have other books at home.

名詞 books を後ろに置くときは other books です。others は名詞を伴わずに複数の人・ものを指す形なので、others books とはしません。

Be kind to other.

Be kind to others.

ここでは名詞を置かずに「他の人たち」を複数で指すので others を使います。名詞を続けるなら Be kind to other people. と言えます。

理解度チェック

「他の人たちは違う意見だ」の英語はどうなりますか。

the other と the others

ゴール

one ... the other / the others で特定の「もう一方・残り全部」が言えるようになる

特定の集団のうち、残りをまとめて指すときは theを付けます。名詞を置かずに残り1つを指すなら the other、 残り2つ以上なら the others です。 元の集団の数ではなく、今指す残りの数に合わせます。

名詞を続けるときは the other book / the other books のように、 other に -s を付けません。the other books と the others は、 本を指すと分かる場面で同じ残りの本を表せます。

特定のもう一方・残り全部
残り1つの例
one ..., the other ...
残りが複数の例
one ..., the others ...

例文

one ... the other

I have two dogs. One is white, and the other is black.

犬を2匹飼っています。1匹は白くて、もう1匹は黒いです。
解説
2匹のうち残りの1匹は決まっているので the other を使います。
3本のうち残り1本

I have three pens. Two are red, and the other is blue.

ペンが3本あります。2本は赤で、残りの1本は青です。
解説
もともと3本あっても、残りが1本なので the other です。 3つ以上の集団なら常に the others になるわけではありません。
one ... the others

There are three books. One is mine, and the others are yours.

本が3冊あります。1冊は私ので、残りはあなたのです。
解説
3冊のうち残り全部なので、複数の the others になります。

The other pens is blue.

The other pens are blue.

the other の後ろに複数名詞 pens が続いているので、動詞は are です。名詞を省く場合は The others are blue. と言えます。

理解度チェック

「I have two dogs. One is white, and the other is black.」はどういう意味ですか。

名詞の有無と指す範囲で選ぶ

ゴール

another / other / the other / others の使い分けを覚える

まず名詞を続けるかを確認し、数え方と指す範囲を見ます。 複数の others と the others の違いは、特定の残り全部を指すかどうかです。 集団が分かっていても、その一部を「他の人々」と指すだけなら others を使えます。

数と特定/不特定で選ぶ
別のもの・追加のもの特定の残り全部
単数の基本
別のもの・追加のもの
another + 名詞 / another
特定の残り全部
the other + 名詞 / the other
複数の基本
別のもの・追加のもの
other + 複数名詞 / others
特定の残り全部
the other + 複数名詞 / the others

例文

不特定の単数(another)

I don't like this one. Show me another.

これは好きではありません。別のを見せてください。
解説
今見ているものとは別の1つを求めているので another を使います。 代わりのものをどれにするかは、この文では特定していません。
特定の単数(the other)

I have two. This one is mine; the other is yours.

2つあります。これは私ので、もう一方はあなたのです。
解説
2つのうち残りの決まった1つなので the other になります。
others:他の人々。残り全員とは限らない

There are five students. One is reading, and others are talking.

生徒が5人います。1人は読書をしていて、ほかには話をしている人たちがいます。
解説
others は「ほかの生徒たち」を表します。残り4人全員が話しているかどうかまでは、この表現だけでは分かりません。
the others:特定の残り全員

There are five students. One is reading, and the others are talking.

生徒が5人います。1人は読書をしていて、残りの全員は話をしています。
解説
同じ5人の場面でも、the others とすると残り4人全員を指します。 others と the others はどちらも正しい形で、指す範囲が違います。
理解度チェック

「2つのうち、もう一方をください」の英語はどうなりますか。

まとめ

  • another で「もう1つの/別の」が言えるようになる
  • other / others で「他の〜」が言えるようになる
  • one ... the other / the others で特定の「もう一方・残り全部」が言えるようになる
  • another / other / the other / others の使い分けを覚える