限定詞(Determiner)とは|名詞の前に置く語のまとめ
英語の限定詞(determiner)は、名詞の前に置いて「どれ」「だれの」「どのくらい」を示す語です。 冠詞(a / an / the)、指示詞(this / that)、所有を表す語(my / your)、数量を表す語(some / many など)を使うと、どの名詞を指すのか、どれくらいあるのかが具体的になります。 数を表す one / two や、each / every / no なども限定詞に含まれます。
a / an / the(1つのもの・特定のもの)
数えられる名詞が1つで、どれを指すかまだ特定されていないときは a / an を使います。会話や文章に初めて出すものにもよく使います。話し手と聞き手の両方がどれを指すか分かるものには the を使います。a と an は、後ろの語のつづりではなく最初の音で選びます。 たとえば university は子音の音で始まるため a university、hour は母音の音で始まるため an hour となります。
例文
I bought a book.
- 私は本を1冊買いました。
The book is on the desk.
- その本は机の上にあります。
this / that / these / those(どのものかを示す)
近くの1つには this、離れた1つには that、近くの複数には these、離れた複数には those を使います。後ろの名詞も、these / those では複数形にします。
例文
This book is mine.
- この本は私のものです。
Those books are yours.
- あれらの本はあなたのものです。
my / your / his / her など(だれのものかを示す)
my、your、his、her、its、our、their は、名詞の前で「だれのものか」を示します。a / an / the と同じ位置に置くため、通常は a と my のように2つを重ねません。
例文
This is my bag.
- これは私のかばんです。
Their house is near the station.
- 彼らの家は駅の近くにあります。
some / any(いくらかの・何か)
some は主に肯定文で「いくらかの」、any は主に疑問文・否定文で使います。肯定文の any は「どの〜でも」という意味になります。相手に何かを勧める質問や、あると期待して尋ねる質問では some を使うこともあります。
例文
I need some water.
- 少し水が必要です。
Do you have any questions?
- 何か質問はありますか?
Any student can join the club.
- どの生徒でもそのクラブに入れます。
Would you like some coffee?
- コーヒーはいかがですか?
all(すべての)
名詞の前に置いて「全部の」を表します。可算名詞(複数形)にも不可算名詞にも使えます。
例文
All students passed the exam.
- すべての生徒がその試験に合格しました。
I spent all my money.
- お金を全部使ってしまいました。
many / much(たくさんの)
many は可算名詞(数えられる名詞)の複数形に、much は不可算名詞(数えられない名詞)に使います。どちらも疑問文や否定文でよく使われます。 肯定文では a lot of がよく使われますが、Many students passed. のように many を主語の一部として使うこともあります。
many(可算名詞)
There aren't many apples left.
- リンゴはあまり残っていません。
How many books do you have?
- 本は何冊持っていますか?
much(不可算名詞)
I don't have much time.
- あまり時間がありません。
How much water do you need?
- 水はどのくらい必要ですか?
few / a few・little / a little(少ない・少しある)
few は可算名詞に、little は不可算名詞に使います。a を付けた a few / a little は「少しはある」、a を付けない few / little は「ほとんどない」という意味になります。
few / a few(可算名詞)
Few people came to the party.
- パーティーにはほとんど人が来ませんでした。
I have a few friends in Tokyo.
- 東京に何人か友達がいます。
little / a little(不可算名詞)
There is little hope.
- 望みはほとんどありません。
I need a little help.
- 少し助けが必要です。
most(大部分の)
「大部分の」を表す限定詞です。可算名詞の複数形にも不可算名詞にも使えます。 一般的な集団について述べるときは most students のように名詞を直接続けます。特定の集団や範囲について述べるときは most of the students や most of my time のように most of を使います。
例文
Most students like this subject.
- ほとんどの生徒はこの科目が好きです。
I spend most of my time reading.
- 大半の時間を読書に費やしています。
several(いくつかの)
「いくつかの・何人かの」を表します。2つよりは多く、many ほど多くない数を表し、可算名詞の複数形に使います。
例文
I've been there several times.
- そこには何回か行ったことがあります。
Several people were waiting outside.
- 何人かが外で待っていました。
other(他の / 別の)
other は「他の」を表し、複数名詞や不可算名詞の前に置きます。another は不特定の「もう1つ」、the other は2つのうち残りの1つを指します。the other の後ろに複数名詞を置くと、「残りの〜」という意味になります。 1つの数えられる名詞に other を使うときは、another book、the other book、any other question のように、other の前にも限定詞を置きます。
例文
Do you have any other questions?
- 他に質問はありますか?
The other students have already left.
- 残りの生徒たちはもう帰りました。
Can I have another cup of coffee?
- コーヒーをもう1杯いただけますか?